「空っぽを作るということ」 - トークイベントのお知らせ -
一つの器も、一脚の椅子も、生活のなかで用いる道具。
だから、それらは全部どこかで「使える」ことが大前提です。
でもひとは、器を選ぶとき、あるいは椅子を選ぶとき、
「使えるかどうか」だけじゃない、別のことにも余所見したりする。
たとえばひとは、そんなとき「なんかいいなあ」と言ったり、
あるいはもう言葉すら出ずに、思わず手を伸ばしてしまったり。
あの「なんかいい」は、いったい何なんだろう。
その正体を明らかにするためというよりも、まずはその周縁をしばし漂ってみたくなって、
このお話の会を開くことにしました。
トークには、企画展の出展作家たちも参加する予定です。
ご一緒いただければ幸いです。どうぞお越しください。
◎ 日 時 : 2010年5月29日(土) 開場18:00 開始18:30〜終了20:30予定
◎ 場 所 : スタイル・ガレ Style Galle gallery & crafts shop
◎ 参 加 費 : 2,000円 (1ドリンク・軽食付)
*ドリンク : 朝日村の自家焙煎珈琲「カフェ・シュトラッセ」による出張カフェ。
トークイベント限定のブレンドコーヒー!
*軽 食 : 山形村のレストラン「ひげじい」からの美味しい軽食!
◎ 定 員 : 20名(先着順)
◎ 締 切 : 2010年5月22日(土)
5月26日(水)
◎ 申 込 先 : 家具工房StyleGalle
mail : keizo_galle@ybb.ne.jp
tel・fax : 0263-99-2492
090-9664−3471
◎ ホ ス ト : ウチダゴウ (詩人、してきなしごと代表) ( www.oo53.com )
藤牧敬三 (家具職人、家具工房StyleGalle店主)
トークイベントに寄せて
「クラフトについて、作家を交えて、何か話す場を作れないだろうか。」
そんな相談をいただいたのが、3月のこと。ところが、ぼくは、松本に活動拠点を移したばかり。
クラフトの作家や職人が多く住むこの街で、ぼくはぽつねんとひとり、
クラフトの何たるかをまだ知らないひとです。
そんな自分にできる話す場とは何だろう。 1ヶ月ほど、考えていました。
知らないならばいっそ、寄せ集めの知識で語るより、
「何もわからない」「それって何だろう」というフラットな地平から、みんなと一緒に話せたらいいのではないか。
そう思い、このテーマをセットしました。
ぼくは「会って、話す」場が好きです。
あらかじめ決まった答えが用意された場ではなく、みんなとの会話のなかで浮かびあがってくる
いくつかのヒントを各々持って帰るほうが豊かだなと思っています。
このトークイベントも、皆さんにとって、そんな「会って、話す」機会になれば。
そう願っています。 (ウチダゴウ)
詩人ウチダゴウ氏を聞き役に迎え クラフトとは何ぞやという 答えのない問いに対して
使い手・つくり手 両方の皆さんの意見をお聞きしながら
それぞれの ” モノ ” に対する価値観を知ることができたらと思っています。 (藤牧敬三)
2010.4.25
家具工房 スタイル・ガレ keizo_galle@ybb.ne.jp
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