Diary  bP

仕事や日々の生活のこと、趣味のバンドのことなど書き綴れたらと思います。

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2007年9月23日(日)
福田新総裁・・

 安倍首相の後継・・ 福田新総裁に決まった。 小泉前首相の時も 郵政民営化以外に大きな政治改革・

 行政改革をして頂いた感じは無く・・・(郵政OBは相変わらず 甘い汁を吸っているし・・本質的にはあまり変わっていない。。)

 それにしてもまた 二世議員・セレブ議員か・・・ といった絶望感がある。 親の地盤を引き継ぐ事も結構だが

 今の日本を直視して 本質的に変革できる 底力と強靭なハート・ 官僚達を操る頭脳と創造力を持ったリーダー 

 (官僚達にスキャンダル等 弱みを握られない政治家)を期待したいが まだ10年以上早いのだと思う。

 既得権益にぶら下る腐った役人ら(OB含め)の面々が 早くリタイヤし  その後輩の役人方が 

 先輩らの悪行を反面教師として繰り返さないよう 期待しているが・・・どうなのでしょう。。
  


 尊敬できる大人がいる世の中になって欲しい。。  各分野に生きていく糧になるような お手本になる人々がいて 

 それを目標に成長する後輩達がいる そんなあたり前の事が 健全な日本を作っていくのだと思う。

 未熟な二世議員に "美しい日本” などの言葉は 不似合いだったと思う。   残念ながら・・・・。。

 未来の総理大臣には ”武士のような魂”を持っている人に就いて欲しい。。


 家具職人が偉そうな事を・・・と思うのですが 言葉で表現していく事で 少しでも変わって行くことを信じたいし 
 
 何も感じない・表現しないよりは 良いと思うのです。  
 






2007年9月16日(日)
クラフトピクニック

 先日、第6回クラフトピクニックの参加要綱が届いた。10月20日(土)〜21日(日) 松本市の

 あがたのもり公園で行われる クラフト製作の実演とワークショップ(製作体験・サポート)を

 主体とした 野外展示イベント です。

 僕も参加予定で 当工房ではキッチン・テーブルウェア(木ベラ・フォーク・お玉・スプーン・箸)など

 を展示・販売しながら 展示品の製作実演と製作体験をして頂く予定でいます。

 1ヶ月ほど前から 展示作品製作を少しづつ進めてきましたが 作品製作以外にも工房の案内・

 名刺・展示方法はどうしよう・・・などなど 準備課題が沢山 残っています。

 自分の作品を自分の工房名で展示するのは10年ぶりぐらいで 実演しながら物づくりの楽しさ

 や価値観を伝えることができるのか・・ 今から緊張しています。 

 木の素材は 人にプラスのエネルギーを与えてくれるものだと思っていて 例えば 生け花や

 観葉植物などを部屋に飾ると 視覚的・精神的に人に良い影響を 与えてくれます。 

 木も同じ感じがしていて 木を伐採し製材された木なのだけれど 木を使わせて頂くことに感謝

 しながら 手をくわえて作った家具や道具が 毎日使い手の手に触れ・目に触れながら 愛着

 という形になれば それこそが人の幸せや生き甲斐なのでは・・と思っています。  

 今回のイベントでは 作業を見て頂いたり 来ていただいた方と少しでもコミュニケーションが

 とれれば 製作者の思いが伝わるのではと思っています。

 あと1ヶ月・・・ 準備・・頑張ります。。 

  



2007年9月12日(水)
続・・愚痴・・

 社会保険庁・・・ 年金の無駄使い・年金の事務処理の怠慢だけでなく 億単位の横領・着服まであった。

 随分前から 庁内で把握できている事柄にもかかわらず 全く公表せずに今まできていた。

 7年を過ぎると 時効が成立し 犯罪にはならないらしい。。 横領した本人は 退職金をもらって

 通常退職したとのこと・・・。

 自分にできることがあったら この国を何とかしたい 何かできることが 自分には無いだろうか・・・。 
2007年9月9日(日)
愚痴・・

 どの国 どの世界に行っても ”悪”は存在するし 善があれば悪はあるのは普遍的現実だと思う。

 現在 日本では 年金問題、官僚の天下り、公務員の横領、など 税金から給料を支給されている人

 達の不祥事が異常に目立っている。 特に 天下りに関しては 法律で禁止しない以上 犯罪ではないし

 本人達も当然の権利だと思っているらしい。 財団法人・・・。 ・・・・協会。 など 税金から補助金を支給

 される ある意味 ”必要の無い団体”を作り そこに退職後在籍し給料・退職金を受け取り 自分の懐に入る

 大筋の流れなのだが・・・。 公務員の時の給料では少ないのならば 自分で事業を起こせばいいし 自分で

 高収入の職業をさがせばいい。 天下りとは違うのだが 僕の知っている ある高校の教頭先生が退職後

 案の定 ”財団法人・・協会” というところに在籍し何年か勤められて退職した。官僚ほどではないが 

 おそらく 給料・退職金共ちゃんと支給されているはずだ。 僕自身は 汗して働き 何も無いところから

 物を生み出し お客様にそれを買って頂き生活をしている。 その自ら生み出した僅かな収入の約3割が

 税金でなのである。 20歳頃 この国の諸先輩方は尊敬できないし こうはなりたくないと思ったあの頃の

 気持ちが思い出される。 

 愚痴・・・ 辞書で調べると ”言ってもしょうがない事を嘆くこと” とあった。  
 
2007年9月6日(木)
続・・松本民藝家具

 松本民藝家具のルーツは 故池田三四郎氏(先代社長)が民藝運動(柳宗悦氏が唱えた 民衆・生活の中から

 自然派生的に生まれた作為の無い生活必需品の美学論) に出会った事に始まる。 池田三四郎氏が

 家具コレクターであった事もあり 国内・外 問わず自身の美学に当てはまる家具を収集し 松本の家具職人を集めて

 研究しながら リメイクしたものが松本民藝の家具で 家具のお手本とも言うべき作品が無数にある。

 僕自身も 5年間在籍している間だけでも 100種類以上の家具を作る経験をさせて頂いた。 松本民藝家具には

 この道 何十年という職人さんが何人もおり 一人ひとりが自分なりのアイデアを持って 自分の理論や経験で 

 ひとつの作品を作っていくとうスタイルを守っている。 分業制ではないので 非効率な製作スタイルなのだが

 一つの作品に一人の職人の責任や思いがこもっていることは その家具使って頂くお客様にとって 

 付加価値があり魅力のある家具だと思う(作品には作者の名前の一字を彫刻刀で刻む、 因みに僕が作った家具には

 ”敬”と刻まれている)。 僕自身 現在は退社してしまっているので もし自分が作った家具に不具合があって

 メンテナンスで戻ってきた時に 自分が修理できないのは 無責任だし・・心が痛むところがある。 今となっては

 代わりに修理して頂く職人さんに 申し訳ないと心で言うしかない・・・。  

 基本的に仕事を教えて頂くのは自分の親方なのだが 他の何人かの職人さんが作っている作業過程や部品を見ながら

 色んな事を学ぶ事ができたし 他の職人さんの仕事に興味を持ち疑問に思ったことは 敬意を持って

 真摯な態度で質問すれば親方でなくても 丁寧に教えて頂けた。 好奇心とやる気があれば 家具製作のスキルを

 無限に吸収できる環境であった。 人柄の良い職人さんに恵まれ この縁に感謝の気持ちを持たずにはいられない。 

 今は 親方も含め お世話になった職人さんのほとんどが 退社して現役を退いておられるが このお一人おひとりの

 先輩方の持っているスキルを カテゴリー別に何巻かの本にまとめて出版したら後世に残る本ができると思うし 

 クラフトマン必見のロングセラーの凄い本になると思う。 僕が仮に 出版社の編集者ならば 苦労してでもやってみたい事柄である。

 現実的には 自分が持っているスキルを伝え引き継げる後輩 を育成することしかできないが 自分が松本民藝で教えて頂いた

 恩返しの唯一の手段だと思っている。 何年後か 家具職人のプロフェッショナルを育成してみたい夢はあるが 

 その前に 自分自身が人に教えることができる ”人間としての器”が必要なのだが・・・汗。。

    


2007年9月4日(火)
松本民藝家具

1980年代後半〜1990年代前半 バブル景気と言われる 違和感のある日本の経済・生活の現象があった。 

僕がサラリーマンを辞め松本民藝家具に入社したのは 1989年 バブルの真っ只中で 僕自身 

バブルを経験した実感は全く無く うっすら覚えているのは ボディコン・ノーパンしゃぶしゃぶ・グルメ・

財テクなどの言葉だけ・・・。 直感的に興味の無い事象だったし 浮かれている先輩方を見て こうは

成りたくないと思った事を今でも覚えている。 1980年代後半頃・・ 今振り返ると すごく悩んだ時期でもあるし

極めて感覚が敏感だった時期で・・・。 サラリーマンという立場で このままの社会に流されてはいけないと思う自分、

サラリーマン(社会人)とは我を出してはいけないと言い聞かせる自分がいた。 正直言うと ”鬱”になった時期である。

鬱になり 精神科医に通いながら カウンセリングを受けた。 そこで初めて自分自身と向き合い

”自分自身の本質ってなんなの?” と くそ真剣に向き合った。”木こりになりたい ” とか ”芸術家になりたい”

とか訳のわからないことをカウンセラーの先生に言いながら 自分の正直な気持ちを搾り出した 苦しかったけど・・・。  

カウンセリングの先生の前で言いたい事を言う中で ”物を作る”というキーワードが明確に残った 祖父も父も職人で

木を扱う職業であり ”木”というキーワードもあった。 先生の話の中で 松本民藝家具という 職人集団が集まった

手作り家具を作る会社があると聞き 直感的に見学に行こうと思った。そして 見学に行った。 決して 綺麗な工房ではないし

明るい職場でもなかった。 印象に残ったのは ”木の匂い”と 無口な職人さんから感じる ”魂”みたいなものだった。

無口な人には独特なオーラがある。 無口なだけに自分のハートが明確なのだと思う。 ”ぶれない心” というのが

その頃の自分には欲しかった。  直感的にここしかないと思った。迷いも無く退社を決め 3ヶ月間 残りのサラリーマン

生活を全うし 退社した二日後には 松本民藝家具の工房で家具職人としての修行が始まっていた。 

ここでの修行が苦しかったとかは どうでもよく 自分の魂が満たされるにはどうしたら良いのかと

必死で仕事をしていたし、気持ちを込めて物を作る向こう側に何かが見えるのを期待して必死だった。 三年半後

受取り制度(歩合制で作った物の工賃が給料になる) に昇格し 修行という立場では無くなった。 本当は受取りになり

お給料も上がり喜ぶところだが サラリーマンに戻った感覚になった。 この時に感じたのは  ”満たされない魂 ”

が常にある事。  しかしこの不安感とはたぶん 一生付き合って行かなくてはいけない気がするし 今も満たされない不安はある。

でも 木を使って気持ちを込めて 物づくりを続ける向こう側に 何かが見える時があると信じたい。

松本民藝家具に出会えた縁に感謝しつつ これからも家具を作り続けて 今の生き方で良かっと思える日が来て欲しい。 


2007年9月2日(日)
横山剣・・・

横山剣率いる クレイジーケンバンド・・・ 曲を初めて聴いた時の印象は普通の歌謡曲 だった。

アルバムを聴く機会があって 全曲聴いた途端 この人たちすごいと思った。 ジャズ・フュージョン

バンドのように 音色が綺麗で サンバやボサノバ、心地よいシャッフルビートなどをベースラインにした

素敵なアンサンブルを奏でるバンドなのである。 横山剣を始めて見た時も 人はルックスで判断しては

いけないと 思った(笑)。  最近出演した音楽番組で剣さんが言っていたことで 今回リリースした

アルバムのコンセプトは ”考えるな 感じろ!” だそうで。 あれ。 何処かで聞いたことがある・・ そう・・・

ブルースリーの”燃えよドラゴン”の一節に出てくる”Don't Think Feel !”(考えるな 感じろ!) のパクリだそう・・・。

でも この言葉 大事だなあとしみじみ思ったのです。 例えば 趣味のドラムを叩く練習をしているときに

叩きたいフレーズを譜面にしてそれを叩こうとしても 手足が思うようにならず・・音色も汚く・・ 習得に時間がかかる。

アプローチの仕方を変えて リスペクトするミュージシャンがいたとする・・ その人が奏でるフレーズを聴き込んで・・

更に聴き込んで その人になったイメージで ドラムセットに座って 叩き始めると 脳みそのイメージが 行動・動作

となって表現できる瞬間があるのです。 "感じて イメージする ” ことの重要さを体感する瞬間です。。  

人間って 頭で強くイメージしたことを表現できてしまう能力があるのだと思う。 日々の生活の中で 

色んな便利な物を考え 形にしてしまう。 挙句の果てには 地球を飛び出して 宇宙で生活しようとしてしまう勢い・・。 

でも ”過ぎたるは 及ばざるが如し”  人の能力は行き過ぎると 人を不幸にしてしまう危険性を充分に秘めている。

素敵な音楽とは・・ 人の幸せとは・・ そんな事をイメージして生きていけたらなあと・・・。   感じたままに書く日記・・・ 

何が 言いたいのだろう・・。  ・・良い音楽と こんな風に日記が書ける幸せ・・。 大事にしていきたいと思います。



2007年7月29日(日)
ボンネットトップハイチェスト

1996年にスタイル・ガレで製作した ボンネットトップハイチェストが工房に約5年ぶりに戻ってきた。
 
以前、工房の改築の時に ボンネットトップハイチェスト(高さ200×幅100センチ)の保管場所に

困り(狭い自宅アパートに置いても 巨大な木のオブジェは邪魔でしかない・・・笑)  ちょうどその

ころ タイミング良く親友のH氏が新築をし 置かせてもらうスペースがあったため 一時的に飾って

もらうことにした。 日本の生活スタイルに 18世紀ごろイギリスで流行ったデザインの猫足箪笥が

似合うはずがないと思ったが 置いてみると以外にも調和していた。 5年間も置いてもらっていると

猫足箪笥も家の一部になっており 返してもらうのに 少し申し訳ない気持ちにもなった・・・。  

でもこちらも仕事なので・・・ 次は 工房の顔として 細いセクシーな脚で頑張って欲しいと思う。

今更だが・・ 何故 この箪笥を作ったのか自分でも理由が解らない(誰かに買ってもらおうという気

持ちは無かった)  ”そこに山があるから登るんだ” といった登山家の気持ちと 似ていると 勝手

に思っている。(おおげさ・・・か。。) 

漆で塗られた無垢の木の質感は 10年経って更に味わい深くなっているし 自分と一緒に更に年を

重ねていく楽しみが 無垢の木にはあると思う。  セクシーな猫足がいつまで支えられるのか・・

 自分の子供や孫の世代・・それ以上・・見とどけて欲しいと思う。 頑張れ 猫足!!
  








2007年7月21日(土)
野外フェスシーズン・・・
 FMから白馬の野外フェスのレポートが流れていた。以前は県内の野外フェスが盛

んな時期もあったが スポンサー不足?または メジャーなバンドでないと採算がと

れないなどの理由からだと思うがめっきり野外フェスが少なくなった。 クオリティー

の高い音楽を 野外で聴く機会が再び盛んになって欲しい 聴く側も ドラマやCMと

タイアップした聴きやすい音楽でなく 自分の耳で・感覚でアーティストを探す姿勢が

大事だと思うし そうすれば音を楽しむ本当のツボが解るのだと思う。

昨年あたりから 10年ぶりぐらいにバンド活動を再開した ライブはしていないけれど

隔週でスタジオに集まり音を合わせて・・・いわゆる 音(空気)を楽しむ事をしている

贅沢な趣味だが 本当に好きでなければできないし エネルギーもそれなりに必要な

ので スキルアップ的な趣味なのかもしれない。。 

爺になってもアマドラマーでいたい・・・ 意地でも続けて そんらそこらにいないグル

ーブを持った爺になりたいと思う。(頑張れ・・・自分。。)

写真は 工房内にある小さなスタジオ・・・ 約20年前に手に入れた パールのバー

チ(カバ材)シェルのドラムセットです。当時リスペクトしていた 元スクエアのドラマー

則竹裕之のモデル。 売らずに 大事にしていて良かったと・・・。。







2007年7月10日(火)
昨日、納品。。


昨日、茅野市のS邸にワゴンチェストを納品させて頂きました。

サイズが幅60×奥行き50×高さ60センチ。

正面・裏面が無いチェストで 裏側からも表側からも引き出せる面白い

コンセプトの小型のワゴンチェストです。

収納される物が最初からあらかじめ決まっていて 機能(収納力)を重

視ししたデザインになりました。本、新聞、ティッシュケース、小物の生

活必需品のほとんど収納が可能です。 

引き出しの数が多いため(裏表で14ハイ)何処に何が入っているか

慣れて頂くまでが大変かもしれません・・・。

 (詳細は 後日 HP内のガレニュースにアップする予定です。。)

 

 



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